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ジャンピとキシジョ 「外人部隊」

昼飯をいつものキャフェで食べ始めたが、めずらしく外のテーブルを選んだので光がまぶしい。二人とも相変わらずボルドーをピシェで頼んで、水はバドワだ。

「ジャン・ピエール、俺のダチに外人部隊に入っているのがいるよ」「外人部隊のことは知ってるけど、俺はフランス人だからそんなのいない、でも軍人は結構知り合いがいるよ」「お前の知り合いの軍人というのはだれだよ」「マリの親父だよ」

マリのいうのはジャンピの妻で、インテリアの仕事をしていたというから結構オシャレだ。キシジョがときどき遊びに行くと、年の割には派手な色が似合うと褒めてやるのだが、最近は度を越しているので、キシジョは内心辟易気味だ。 もっともフランス人は年を取るほど派手好みになるのが一般的ではあるが。

「義理の親父でシモンというんだけど、かなり前に退職して、いや退役が正しいか、で今悠々自適、アンティーブの街中に夫婦で暮らしてるよ。 俺もそれが理想だけどな」
「コート・ダジュールのあのアンティーブかよ、へぇ、うらやましいよな、とにかくに気候がいいからな、あの辺り」 「軍人というのはたとえばよ、国内で3年働いたとして、海外DOM・TOMで1年働けば同じだけ働いた勘定になるのさ、お前知ってたか? だからマリの親父なんかまだ結構若いころから年金暮らしだぜ、日本も同じか? 」

「日本には軍隊はないよ。それに近いのはあるけどな」 さっきからしきりとナイフを動かしていたキシジョがジャンピの目を見て 「今日のステック・フリッツ 旨めえな。 ボルドー飲んでステーキ食べてりゃ、フランスは極楽天国だ」 「なんだそれ、仏教の言葉か? 今日は天気のせいか、確かに旨いな」

テーブルの前を通行人が頻繁に通っていくが、そんなことは気にしないし、通る人も気にしないのがフランスだ。 「外人部隊の派遣命令は首相の権限だってな」 「首相が国防大臣に指示して派遣が決まる。 決まったら5時間以内に出発、ってことを聞いたぜ」 「フランスはいつも準備はいいよな。」  「準備と言えばパリ近郊の空軍基地では、2機のミラージュ戦闘機が、常時飛び立てるようになっていて、大統領府や首相官邸の防衛にあたる、って聞いたぜ。」

GK

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