パリ･オリンピック開催に伴う交通規制とQRコードの導入について

2024年パリオリンピック（7月26日～8月11日）とパラリンピック（8月28日～9月8日）の開催に伴い、パリ市内で大規模な警備と交通規制が実施されます。特に、開会式が行われる7月26日19時30分を中心に、セーヌ川周辺では厳重な警備体制が敷かれます。

交通規制の詳細

テロ警戒区域（■グレーの区域）

• 期間: 7月18日～7月26日13時まで
• 入場要件: 歩行者、自転車利用者はQRコードとIDカードが必要。自動車は特別許可が必要。
• 開会式当日13時以降: 歩行者と自転車利用者もQRコードかIDカード、または入場チケットが必要。

自動車禁止区域（■赤の区域）

• 期間: 7月18日～開会式当日13時まで
• 入場要件: 歩行者と自転車はQRコードやIDカードは不要。自動車は特別許可が必要。
• 開会式当日13時以降: 歩行者と自転車利用者はQRコード不要。自動車は特別許可が必要。

引用：2024年オリンピックの開会式: すべての人の安全を保証するセキュリティシステム

QRコードの取得方法

• 開始日: 5月10日
• 取得方法: 専用ウェブサイトpass-jeux.gouv.fr で氏名や生年月日を入力することで無料取得可能。
• 提示方法: スマホまたは紙にプリントしたものを携行し、IDカードと共に提示。

特記事項

• 交通網の停止: 7月18日～26日まで、一部地下鉄駅とRERの駅が閉鎖。
• 航空規制: 開会式当日はパリの半径150km圏内の上空が飛行禁止区域に指定。
• 鉄道: 主要駅（オーステルリッツ駅、リヨン駅、ベルシー駅）はQRコード不要だが、切符の予約が必要。

影響と対策

• 観光客への影響: ノートルダム大聖堂やエッフェル塔などの主要観光地は警戒区域内に含まれるが、ルーブルやオルセー美術館などはゾーン外の入口からアクセス可能。
• 警備体制: 45,000人の警官と憲兵、船10隻、ヘリコプター4機が動員される予定。

セーヌ川の橋の通行制限

• 開始日: 7月1日から徐々に通行禁止に。
• 通行可能な橋: 水色の橋
• 通行禁止の橋: 赤色の橋

オリンピック開催に向けて、パリ市内の移動には注意が必要です。事前に必要な情報を確認し、準備を整えましょう。